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伊勢商工会議所について
会頭挨拶
新型コロナウイルスのパンデミックやロシアのウクライナ侵攻などの影響により、世界的なサプライチェーンの混乱が続く中、中小企業・小規模事業者を取り巻く環境は厳しい状況に直面しています。また、世界的にカーボンニュートラルへの取り組み、SDGsの推進、ダイバーシティ経営への対応、DX化社会への動きがかつてないスピードで進んでいることに加え、近年多発している自然災害に備え、BCP(事業継続計画)作成への対応も急務となっています。
第31期において、急激な環境変化に対応すべく、会員事業所の自己変革への挑戦を支援すると共に、魅力ある伊勢のまちづくりに向け、交流人口の増加につながる生活圏としての価値を高め、地域経済の好循環拡大に取り組みます。
同時に会員数拡大による組織力の強化を図り、会員事業者に必要とされる商工会議所を目指します。
運営方針(第31期)
時代の潮流を見据え、変化に即応する商工会議所を目指して
企 業 ― 中小企業・小規模事業者の自己変革への挑戦支援 ―
急激な環境変化に対応すべく、中小企業・小規模事業者の事業再構築や事業承継、創業・スタートアップの推進、日商や支援機関・金融機関等との産学官金連携、カーボンニュートラルへの取り組み、SDGsの推進など自己変革への挑戦を支援します。
組 織 ― 会員数拡大と組織基盤の強化 ―
業種別に組織された18部会の活動をより実効的なものとし、組織力強化と行政への提言・要望を積極的に行います。
地 域 ― 地域活性化支援の強化 ―
委員会活動を中心に官民協働により総力を結集し、移住・定住につながる生活圏としての価値を高め、「魅力ある伊勢のまち」の創造に努めます。
また、インバウンド再開・観光需要の本格回復に向け、観光資源の発掘・高付加価値化に取り組み、交流人口増加及び地域経済の好循環拡大に貢献します。
方向性
A 中小企業・小規模事業者の自己変革への挑戦支援
1 中小企業・小規模事業者への重点支援
急激な環境変化に対応すべく中小企業・小規模事業者の自己変革への挑戦を強力に後押ししていきます。
また、地域経済を支える中小企業・小規模事業者の雇用確保・人材育成などの「ひとづくり」を推進します。
2 新たな成長分野に挑戦する企業の発掘及び支援
カーボンニュートラルへの取り組み、SDGsの推進、DXへの対応、産学官金連携等の経済社会課題の解決に積極的に取り組む企業を支援します。
3 複合災害に対応した防災・減災・BCP 対策の推進
中小企業・小規模事業者のBCP(事業継続計画)作成支援を推進します。
B 会員数の拡大と組織基盤の強化
1 会員メリットの創出
行政等からの支援金や補助金の案内、セミナーの開催、先進地視察会の実施、会員間の交流などの活性化を図り、
現会員の定着と新規会員の獲得に取り組みます。
2 行政への政策提言・要望活動の強化
委員会・部会活動の活性化を図り、行政など関係機関等に提言・要望活動を行います。
また、伊勢志摩経済サミット圏内の課題にも広く取り組みます。
3 財政基盤の強化
果たすべき役割の実現に向け、事業活動を推進していくために、引き続き会員事業所向けサービスの充実、
共済制度加入促進等により、自主財源の強化を図ります。
C 地域活性化支援の強化
1 中心市街地活性化への支援
伊勢まちづくり(株)、伊勢市、伊勢市中心市街地活性化協議会等と連携し、交流人口の増加及び地域経済の好循環拡大に努め、
中心市街地のにぎわい創出に取り組みます。
2 遷宮関連行事の運営協力
令和7年から山口祭、御杣始祭、御樋代木奉曳式など遷宮関連行事が始まることから、交流人口及び定住人口拡大の絶好の機会
と捉え、伊勢御遷宮委員会・神宮司庁・伊勢市・三重県等関係機関と連携し、地域一丸となって支援します。
3 地域情報発信の強化
地域情報及び商工会議所活動等を継続的かつ幅広く発信し、会議所活動周知のための広報・情報機能を更に強化します。